素浪人月影兵庫

4 


ちょっとお遊び

 

「ほら~旦那、猫だよ猫、ど~だい!!」「半次このバ・バカが、なにをしとるんだ!!」

 

 

剣は十剣無統流の達人も猫には弱い~蜘蛛嫌いの半次兄さんといい勝負だ~

 

 

最後はやっぱりお酒だね~二人の小銭をはたけばなんとかなるさ。

今日も明日も永遠に・・・・二人で飲み明かそう 。

 

 

時代劇界随一の長い刀を使いこなし、殺陣においては、間違いなく3本指には入る、
いや1番と断言して過言ではない近衛十四郎のテレビ代表作の一つでもある、月影兵庫。

 


 

兵庫の剣の腕は、もちろん達人中の達人、頭も切れるし、正義感ももちろんある。
しかし決して完璧なヒーローではなかった。
猫が大の苦手、けっこう 身勝手、いいかげん、お酒に意地汚くて、口は悪いし、変に調子がいい.。
そんなキャラを
硬派な剣戟スターの近衛十四郎が演じただけでも充分面白かったが・・・・


その旦那と共に歩んだ品川隆二扮する相棒の焼津の半次、かつてのミスター日本でもあり、元々二枚目のこの方が、毎回、テレビ画面から飛び出さんばかりのダイナミックでコミカルな演技で笑わせてくれる、これを忘れる事は出来ません。

後に続いた近衛十四郎の素浪人シリーズに、物足りなさを感じるのは半次がいなかったから・・・
毎度の物語をしのぐ、抱腹絶倒の二人の掛け合い,これだけで、特に是といったストーリーが無くても、充分1話の話が成り立つと思うほど面白かった。それだけ、旦那にとって対等で絶品の相棒が半次。

 


 

後に、品川氏ご自身は半次があまりにもギャグだったせいなのだろうか、「半次の役があまり好きではない」と言う話を読んだ事がある。

だがしかし、幼い頃、自分にとって、また多くのファンにとって、そして今でも「半次は頼もしくて愛すべき兄貴でありヒーローだ。」と品川氏に伝えたいものである。

放送が終了して早40年が経つが、今見てもまったく古さなど感じない、そして放送終了後も、今も自分の心の中でこの二人は永遠に気ままな旅を続けているのである。

 

 

リメイクしようが何があろうが、この二人を超えるコンビは絶対にありえない・・・・
最後はやはり、月影の旦那と半次の兄貴に乾杯!! 

 

 

 

 


 

inserted by FC2 system