2

ここからは自己流造型編です。
一番いい方法は自分で編み出すのが最善、その助けになる(?)程度、あくまで参考になれば幸いです^^。


●造りたいキャラ決めスタート。


当たり前の事ですが、精魂込めて造るため、キャラ選びも重要なポイントです。

頭部を造るため、粘土を適当な大きさに丸め、肉付けをする芯になる土台部分を造ります。
この時に土台の大きさをどの程度にするか、その後の肉付けの厚さがどの程度になるか、あらかじめ考えて おくと作業がし易いと思います。
ただ、感覚や経験に頼る部分が大きいので、いろいろ試して見ると良いと思います。

造る顔の輪郭を意識して真丸より卵型にしています。
ちなみに 首を刺しているのは割り箸です。

土台の首を支えている物は何でも良いと思います。
使えそうな身近な物を代用すると便利・・・


土台の粘土が乾燥したら造型の開始、盛り付け・肉付けをしていきます。

一気に仕上げるのではないので、ゆっくり気長に丁寧に・・が造型のこつ。
アーチスタフォルモは水をつけ過ぎるとフニャフニャして扱い難いので、適度に水を浸し適当な硬さにします。

制作のスピードアップを望むならドライヤーで乾かしながらやると良いかも・・・・(^_-)
でも、自分はやったことがない・・・・

●造型の順番

まずは顔の中心から、鼻を付け左右の目の位置から決めていきます。

 この時点で、大体の顔の雰囲気をだしてます。

 

 いきなり一気に出来てる感じです・・・・
 本当はここまででも時間が結構かかります。


 しかしここからが、実は長い道のりの始まり。

 

目の位置を決めたら、次に口から顎の感じを造ります。
次に、もう片方の目を付けます。
製作の目や鼻口の番は人物によって、実は変わったりしもます。
バランスの問題なので作りやすい順番でいいと思います。

●造型のポイント

鼻、目、口その他の部分にまず大体の粘土を盛り付け、楊枝や細工棒で形を整え、
細かく造型してゆきます。

ここら辺で、顔の左右が対象になっているかチェック、バランスが崩れていると悲しいので・・・・・・
もし、崩れていたら気長に直します。

顔の中身が大体決まったら、横顔のバランスを見るので耳を付けます。
よく、トースカンとか、左右バランスや位置決めに色々な道具を使用する方もいるようですが、自分は使っていません。
あれば便利とは思いますが、道具等にあまりこだわる事はないと思うので・・・あくまでお好み。
この段階では大体の位置に付けておき、後から脇の髪等を付けた時におかしければ、アートナイフで削いで位置を付け直します。

今回の制作顔はサムライなので、次に脇髪を付けていきます。

左右に髪を付け、ぐるりと回すように口頭部の髪まで付けていきます。
髪の筋目も粘土が固くならないうちに、付けます。
楊枝の先を使うと結構Good!好い感じの筋目が付きます。

頭部の髪、髷は別パートで造るので、これで大まかな全体造型が出来ました。
後は、必死に資料を見て、細かい部分の造型をスタート、耳、顔のしわ、頬の膨らみ等など・・・・

河童見たいに見えますが、気似せずどんどん細かく造型してゆきます。

 

この辺で、フィニッシングペーパーを用意して、番号は1000番以上の物を使います。
アートナイフで、細かい顔のしわ等を彫りこみ、フィニッシングペーパーで滑らかに自然な感じになるよう磨いていきます。

あとは仕上げに向かってひたすら肉付けと盛り付け、髷も忘れずに造ってゆきます。
とにかく、資料になる写真等を良く見ることが大切です。

●造形への考え方

大体造作した後で、型抜きしてあとで不具合を直す等の制作方法も、人によってはあるようですが、
自分にとっては、どうもその方法は邪道に思えます。
本来、美術などの基本は下絵になるデッサンです。それと同じで、造型も基本がきちんとしていないとダメ。
後から直せば良いと思わず、丹念にきちんと造っていった方が良いと思います。
かの偉大な芸術家、レオナルドもデッサンをしっかりしていたし・・・(ちょっとオーバーかな)
でも、
これは本当の事、基礎がしっかりしていないと芸術作品は上手くいきません。

本当に精巧な物を造りたければ、中途半端なフィギュア造りを学ぶより、美術の基礎を勉強した方が、本来造りたい物を上手に造れると思います。
例えばプロの画家が、学校では絵画だけでなく彫刻と言った事を一通り勉強するのと同じです。
これは、型取り等についても同じ事が言えると思いますが、幼い頃、粘土で作製した物を、
父があっという間に石膏で複製を造ってくれたのを覚えています。
これもプロの画家が石膏の型取りの方法を学んでいたから出来たんですね〜。本職は凄い!
あと大事なのは、作品には魂を込める事・・・職人です!
一応、これが自分の考えなので、参考までに書いてます。!(^^)!

色々書いてますが、とにかく、楽しみながら自分の満足する作品を造るのが一番です。
あくまで参考・・・自分の一番いいやり方を見つけてください\(^o^)/

 


          
BACK  NEXT  


TOP
Samurai Figures
Anime Figures
Others
Request
Profile
Shop
Link
製作の部屋
素浪人 Gallery
用心棒 Gallery
展示室
製作の合間のつぶやき
プリモプエル

 

 

 

 

inserted by FC2 system